4月5日は二十四節気の1つである「清明」だ。中国では「清明節」の3連休となり、多くの人が先祖の墓を掃除し、祈りを捧げる。日本で言えばお盆やお彼岸のようなイベントだ。中国メディア・海外網は3日、「日本のお盆から、中国の清明節を守り伝えていく術を考える」とする記事を掲載した。

 記事は、清明節が長い歴史を持つ伝統的な祭日として、中国の民族文化にとって極めて重要な役割を持っていると紹介。一方で「社会の現代化が加速するのに伴い、清明節が本来持つ深い中身が消えつつある。特に若い人は清明節を単なる連休だと考え、墓参りする人が少ないように思える。伝統的な風習が失われると危惧する学者もいるほどだ」と伝えている。

 そのうえで、「中国よりも日本の方が伝統文化の保存と伝承をしっかりやっているとの意見が少なくない。日本の伝統的な祭日の多くは中国大陸から入ったものだが、彼らはそれをそのまま用いるのではなく、そこから自身特有の文化を形作ってきたのだ。そして、日本人は十分に伝統文化を重んじており、政府も民族文化、文化財、芸術などの発掘、保護、利用に取り組んでいるのだ」とした。

 また、日本人は非常に「形」、「儀式感」を重んじる傾向があるとし、その例として毎年夏に迎える「お盆」を紹介。中国の清明節同様ご先祖様に思いを馳せる祭日であり、この時期には盆踊りをはじめ日本各地で盛大なイベントが開かれると説明している。

 さらに、日本における伝統文化の保護と継承についてある中国のネットユーザーが「絶えず現代的な意味を与えることで、伝統文化を残し、伝承している」と評したことを指摘。「伝統的な祭日は時代の経過により絶えず変化し、その表現方法も変わっていく。どんなスタイルにせよ、われわれは清明節の『儀式感』を捨てるべきではなく、その中にある精神的な核をしっかりと保護したうえで、新たな時代において新たな活力を生み出さなければならないのだ」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)