モバイル決済の普及率が極めて高い中国。屋台での買い物でもモバイル決済ができ、街で物乞いをする人ですらQRコードを持ち歩き、スマホ経由で施しを求めるようになった。こんな中国からすると現金が主な購入方法である日本が遅れていると感じるのも無理はない。

 中国メディアのRFID世界網は3月28日、「技術の国と言われた日本が、今では中国の後ろを歩いている」と題する記事を掲載した。モバイル決済の普及率の高さで中国は世界から一目置かれており、追随している形の日本は「創造の国と呼ばれた姿はもうない」のだという。

 また、QRコードを利用した決済が、日本では最近になってようやく使われるようになったと指摘。しかも、訪日中国人客が利用できるようにすることが誘因となり、普及してきたという。QRコードはもともとトヨタグループのデンソーが発明したものだが、「日本は今ごろ自ら開発したQRコードでの決済を始めた」と半ばあきれた様子で伝えた。

 しかし、日本ではまだ現金派が多く、ある調査では商品購入の65%が現金で支払われているという。これは先進国平均の2倍と非常に多く、運輸コストなどでかかるコストが膨大なことを考えると、ナンセンスであると手厳しく批判した。

 しかし、中国でモバイル決済が普及した要因には、偽札が多く現金を使用しない方が安全と考える人が多いという点もあるだろう。また、西洋などと異なりクレジットカードが普及してないことも関係しているに違いない。ところが中国は、「先進的な中国と後れを取っている日本」という構図を好んで伝えているように感じられる。中国は日本より進んでいる分野を強調して自尊心を保ちたいのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)