物事をステレオタイプで見るべきではないとはいえ、やはり国によって国民性に違いがあるのではないだろうか。一般に、中国人は大陸的なおおらかさがあるのに対し、日本人は細部に気を配る傾向がある。この違いからか、日本は中国よりも人にやさしい設計であふれているようだ。

 中国メディアの今日頭条は29日、日本人の細かなところを観察してみたとする記事を掲載した。日本の日常に見られる人にやさしい設計に感嘆するとともに、これ以上ないほど恐ろしくもなるという。では、どんなことに感心しながらも恐ろしくなるのだろうか。

 記事が最初に紹介したのは、牛乳パックについている小さな凹凸だ。言われてみなければ気が付かないほど小さな凹凸だが、商品によってあるものとないものとがある。これは切り欠きと言って、バリアフリー対応容器として、目の不自由な人が牛乳と他の飲料を区別できるように付けられたものだ。生乳100%にだけ付けられるので、コーヒー牛乳などには見られず、また切欠きの付いている反対側が空け口とわかるようにもなっていることを紹介、その親切な設計に感心している。

 さらに公共のトイレも紹介。記事は、「トイレはその都市の名刺」。つまり公共のトイレを見ればその都市がどんなところかある程度分かるという持論を展開した。日本のトイレは常に便座が暖かく、寒い冬には温水が出てきて、豊富な機能がリモコン1つで操作できると紹介し、日本のトイレのレベルの高さを伝えた。

 ほかにも、レジ下に手洗いのあるコンビニ、目的別に様々な形がある絆創膏、冷たいものと温かいものから選べる飲み物の自動販売機、さらには、アルコール飲料の缶に点字で「おさけ」と表示してあり、目の不自由な人がジュースと区別できるようにしている設計などを紹介した。

 それで記事は、障がい者でも子どもでもお年寄りでも、生活しやすいようになっていることに感嘆し、日本人に対する感情が複雑になると本心をのぞかせた。「よくよく考えてみるとこれ以上ないほど恐ろしくなる」と中国人に言わせる日本人の細かやさ。中国人にとっては、日本人を知れば知るほど、反日感情と共に尊敬や羨ましさ、恐ろしさなどが加わり、複雑な感情を抱かせるようである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)