厳しいと言われることもある日本のごみの分別。自治体によって異なるが、その細かな分別や、ごみの種類によって出せる曜日と時間が決められているというのは、中国人からするとかなりのプレッシャーのようだ。

 中国メディアの新浪は24日、ごみ分別で成功している日本やドイツ、台湾の例を紹介し、「中国とどれほどの差があるか」について分析する記事を掲載した。中国では2000年から北京、上海、広州などの都市で試験的に分別が始まったが、17年経ったにもかかわらず目立った成果が感じられないという。

 では、なぜ日本などではごみの分別が定着したのだろうか。記事は4つの要因があると分析。その1つが「ごみ箱を設置しないこと」だ。記事は、中国ではどこにでもごみ箱があるが、日本の街中ではごみ箱がほとんど設置されておらず、持ち帰って分別すると紹介。これは台北やドイツでも同様だという。しかし、今の中国ではまだごみ箱の撤去は適切ではないと記事は主張した。

 2つ目の要因は、「決まった場所と時間にごみを回収すること」だ。日本ではごみ集積所が決まっており、ごみを出す曜日と時間も決められている。記事によると、上海では試験的にごみを出す時間を決めてその時間だけごみ集積所のドアを開放するようにしたものの、結局ドアの外にごみを置いていく人が後を絶たず、うまくいかなかったという。

 3つ目の要因は、「ごみ袋を有料にすること」だ。台北やドイツでは、この方法によってごみの量は大幅に減少したと指摘。中国では分類するとポイントが付き、ポイントに応じて品物と交換できるシステムを採用したが、参加するのはお年寄りばかりで普及しなかったという。4つ目の要因は、「家庭と学校での教育」だ。日本では小さなころからごみの分別が教えられ、家庭での教育も重視されていると紹介。中国でもごみ分別普及のため教育や宣伝に時間と労力をかけているものの、大きな変化はまだ見られていないという。

 中国では大都市からごみの分別が始まっているものの、多くの地方都市ではほとんど普及しておらず、ごみ箱は資源ごみとその他のごみに分かれていても、回収時にはいっしょくたにして運んでおり、分別とは程遠い現状だ。中国でごみ分別が定着するにはまだ時間がかかりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)