中国・北京で設立され世界最大級のシェアサイクルプラットフォームを展開する「ofo(オフォ)」は、日本で初となるシェアサイクルサービスを3月28日から、和歌山市でスタートした。OFO JAPANは、都市再生推進法人であるユタカ交通と連携協定を締結し、ポート開拓とオペレーション等に関して協働する。今回の連携協定によって、一層地域コミュニティに根ざしたシェアサイクルの展開を進めるとしている。

 ofoは、2014年の創業。都市の「ラストワンマイル」の課題解決をめざし、シェアサイクルを通じて、人と環境にやさしい新たなライフスタイルを提案している。現在、世界21カ国・250都市に1000万台の自転車でシェアサイクルを展開している。これまで、2億人を超えるユーザーに、1日平均3200万回、合計で60億回利用されている。

 日本での料金プランは、30分ごとに100円の「都度利用」、1日定額500円の「1日パス」、1カ月定額2500円の「月額パス」の3種類。専用ポートは、市街地中心部、および、日本遺産である和歌の浦エリアで提供し、順次拡大する。自転車のロック施錠・解除や利用料金の精算は、専用のスマートフォンアプリを使って実行する。

 また、新たに日本向けのシステムを開発した。専用ポートでの借出をベースとしながら、公共・私有駐輪場所での「一時駐輪」を可能とし、返却するまで本人のみが利用できる仕組みにしている。一時駐輪中の料金加算は発生しない。一方、GPSとユーザー報告をもとに、路上や私有地での違法駐輪、長時間の放置自転車は回収と再配置を行い、街の美観維持と自転車台数を確保する。

 和歌山市長の尾花正啓氏は、「和歌山市では、公共交通の利便性向上、経済・観光振興、環境対策等を目的とした『スマートサイクルシティわかやま』の実現に向けて、シェアサイクルの活用を推進しています。ofoと連携することで、魅力あるまちづくりを一層進めたい」と語っている。(写真は、和歌山市でのサービス開始を記念して。中央が和歌山市長の尾花正啓氏)