台湾メディア・中国時報電子版26日、日本の「田中」と台湾の「田中」が姉妹関係を結んだと報じた。晴れて誕生した「田中姉妹」とは、鉄道の駅のことだ。

 記事は、「台湾鉄路局と日本のしなの鉄道が26日、互いの鉄道観光交流を促進すべく友好鉄道協定を結ぶとともに、双方の『田中駅』の間で姉妹駅提携が結ばれた」と紹介した。そして、同日台湾側の田中駅で行われたセレモニーでは、台湾鉄路局局長、しなの鉄道社長とともに、双方の「田中駅長」も出席してそれぞれ締結文書にサインを行ったことを伝えている。

 日本の田中駅は長野県東御市にあり、今からちょうど130年前の1888年に信越線の駅として開業。長らく国鉄・JR東日本の駅だったが、約21年前に北陸新幹線の開業に伴ってしなの鉄道に移管し、現在に至る。一方、台湾の田中駅は彰化県にあり、1905年開業とこちらも歴史が長い。開業当初は「田中央」という駅名だったが、20年に「田中」に変更された。

 記事は、台湾鉄路局の鹿潔身局長が「台湾鉄道は日本が持つ観光鉄道経営の経験に学び続けている。今回の協定締結によりさらに双方の交流、日台間の観光交流が深まることを願う。そして、双方の田中駅が互いの観光や発展を促し合うことに期待する」と語ったことを伝えた。

 また、日本の田中駅の玉木淳駅長が「春節には多くの台湾人観光客がやって来て乗車してくれた。姉妹駅のセレモニーによって、さらに観光が促進されることを願う」とするとともに、「日本には田中さんが137万人いる。もし、田中駅が田中さんたちを呼び込むことができれば、きっと賑やかになる事でしょう」とジョーク混じりに語ったことを紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)