中国メディア・東方網は24日、「日本の農村観光は中国を少なくとも20年はリードしていると言う人がいる、われわれは追いつくことができるだろうか」とする記事を掲載した。

 記事はまず、日本で農村観光が盛んになった背景について「第1次産業が衰退し、新たな経済成長の起爆剤を生む必要があったこと、急速な都市化の中で生じた『ローカル回帰』へのニーズの高まり、農村エリートによるリーダーシップの強さ」という3点を挙げた。

 そして、その発展が「高度経済成長期における、官民共同による地方高級リゾート地の開発と経営」、「バブル崩壊後におけるエコツーリズム、レジャー農業と農村観光業の急成長」、「農業が担う、生態環境保護、文化伝承の役割を大いにアピールする新たな時代」という3つの段階を踏んできたと紹介している。

 また、農村観光の形態として、果物狩りなどの収穫体験ができる観光型農園、農業内外のさまざまなアクティビティを組み合わせたレジャー観光施設、まるで農家の一員のような滞在体験ができる民宿などの農業文化体験、子ども向けの体験型観光、自然への回帰をテーマとした高齢者介護施設・サービスといった内容を挙げ、そのバリエーションの豊かさを伝えた。

 記事はそのうえで、中国の農村観光を発展させるうえで日本から学べる点として「農村観光の発展に対する政府や行政の重視、主体化」、「農村観光の発展計画を制定し、持続可能な農村観光発展の青写真を描くこと」、「農村観光のコンテンツを多様化させ、さまざまな層のニーズにこたえる」といった点を挙げている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)