台湾メディア・中国時報電子版は23日、日本のトイレットペーパーの長さがどんどん長くなっているとし、その裏側に隠された社会的な意味が「想像を超えていた」と報じた。

 記事は、「日本と台湾ではトイレットペーパーの習慣が異なる。台湾では公共スペースを除き、チリ紙式のトイレットペーパーが好まれるが、日本ではどこでもロールのペーパーを使う習慣がある。そして、生産技術の進歩により、日本のトイレットペーパーロールの密度が以前より高まっていて、これまでシングルで25メートルだったものが同じ体積で50メートルまで巻けるようになったという。さらに、従来の3倍の長さを持つロールまで売られているとのことだ」と紹介した。

 そのうえで、「日本のトイレットペーパーが長くなればなるほど、日本の主婦たちは大歓迎のようだ。なぜなら、それだけペーパーを買いに行く頻度が減るからだ。そして、日本の『ペーパー革命』からは、日本社会の3つの特徴が垣間見える」としている。

 まず1点めは、収納スペースが限られていること。「現代人に晩婚、不婚の割合が高く、賃貸住宅も間取りが小さいものが多くなっている。これに伴い収納スペースも少なくなっており、トイレットペーパーの巻きが長くなれば、交換する頻度も減るため、ストックしておく場所も少なくて済むのだ」と説明した。

 2点めは、少子化と高齢化を挙げた。「日本の人口構造は深刻なまでに傾いており、労働力が不足している。スーパーも人手が足りない。1ロールの長さが増えることで消費者がペーパーを買う頻度が減れば、棚に商品を補充する回数も減り、在庫の圧力も少なくなる」と論じている。

 そして、3点目は物流のコストだ。ロールの長さが増えることでやはり商品の配送をする回数が減るほか、包装のコストも下げることができると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)