中国では近年、モバイル決済などITやフィンテックも凄まじい勢いで発展している。こうしたIT関連の企業の多くは1980年から90年以降に生まれた「80後」あるいは「90後」と呼ばれる世代の中国人によって経営されている。では、これら中国人の若者を日本人はどのように評価しているのだろうか。

 中国メディアの百家号は15日、「中国で生活している日本人の目に中国人の若者はどのように映っているのだろうか」と疑問を投げかける記事を掲載し、中国系企業に勤める1人の日本人の評価を紹介している。

 記事によれば、この日本人は中国に語学留学したことをきっかけに、そのまま中国で働くという道を選んだようだ。「90後」と呼ばれる世代は一人っ子政策の時代に生まれた世代であると同時に、生まれた時にはすでに経済が成長していたため、ほとんど苦労をせずに、スマホなどの電子機器を使いこなしてきた世代だ。だが、甘やかされて育ったがゆえに、忍耐が苦手だったり、逆境を乗り越える強さに欠けているという理由から「壊れた世代」と呼ばれることもある。

 記事は、現在の中国では20ー30代の若い世代が積極的に起業していて、特にIT産業で大きな成功を収める若者が多いと伝えつつ、若者が若者のニーズに合わせて新しいビジネスを開拓する事例が相次いでいることを紹介、経済のダイナミズムと新陳代謝が存在することを紹介している。

 ほかにも記事は、日本人が中国人と仕事をするときには苦労が伴うことを伝えている。食事中には電話に出ないことや、後で連絡すると言われて連絡が来ないことは当たり前で、少し要求を高くすると逆ギレされるなど、ビジネスマナーや仕事の進め方に日本と中国では大きな違いがあり、日本人としては戸惑うことも多いと紹介した。

 親や祖父母に甘やかされて育ってきたゆえに「壊れた世代」と評されることもある中国の若者世代だが、中国で働く日本人から見ると「中国の若者はエネルギッシュで、向上心が強く、中国経済を支える存在へと成長している」と映るようだ。事実、中国では若くして起業し、世界的な成功を収めている人も大勢存在している。若者が経済を引っ張っていく必要があることは日本も同じであり、お互いに切磋琢磨していってほしいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)