中国人の「家」に対するこだわりは日本人以上のものがあると言えるが、自分の家をより快適に、より暮らしやすくしたいと願うのは日中共通であろう。快適な暮らしを実現するうえでは家の構造や設計だけでなく、各所の高さや幅などの「サイズ」も重要な要素となってくる。

 中国メディアの今日頭条は20日、日本の家が非常に快適そうに見える理由について考察する記事を掲載し、その快適さをもたらしているのは「家具の使いやすいサイズと配置にある」と論じている。

 中国人は車でもテレビでも「大きい」ことを良しとする傾向にある。小さいものより、大きいものの方が高級感があって豪華に見えるためだ。しかし、家具に関しては使う人の体格より極端に大きければ逆に使いづらくなってしまうのは想像に難くない。また、家の中を移動するうえでの導線を無視した家具の配置も快適さを損なう要因となる。

 記事は、快適な生活空間を実現するうえでは「家具のサイズ」と「配置」が重要な要素となることを強調したうえで、日本の家は「見るからに快適そうだ」と指摘。それは日常生活における「人間の行動範囲」を考慮したうえで家具のサイズが考えられ、配置も決められているためだと指摘し、たとえばキッチンのシンク周りでは、高さや幅などを「調理という一連の作業」を日本人の一般的な体格の人がスムーズに行えるようサイズが考慮されていると紹介した。

 また、こうした配慮はリビングやベッド周り、さらにはトイレについても同様に存在するとし、トイレでは人が洋式トイレに座った場合にドアや壁に足がぶつからず、それでいて大きすぎない空間が計算されていると紹介。快適な暮らしを実現するためには、その部屋内における移動の導線まで考慮したうえで「適切なサイズ」の家具を選び、配置を行う必要があるとし、これができているからこそ日本の家は快適そうに見えるのだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)