中国メディア・東方網は19日、「日本人が最も好きな中国映画は何か」とする記事を掲載した。

 記事はまず、現在日本で公開中の日中合作映画「空海-KU-KAI-美しき王妃の謎」について、中国版のタイトルは「妖猫伝」であるとしたうえで「タイトルが違うのは、完全に興行収入を考えてのこと。日本人に馴染みのある人物・空海をタイトルにすることで日本の出演者を際立たせ、観客の興味を引こうとしたのだ」と解説。その一方で、日本国内における同作品の評判は今一つで、「空海の映画じゃなくてガッカリ」という声も出ていると指摘した。

 そのうえで「では、日本人が好きな中国映画はいったいどんなタイプのどの映画なのだろうか」とし、これまで日本で公開された中華系映画で興行収入が特に多かった作品を挙げている。

 まずは、2008年公開の「レッドクリフ」。日本でも有名な三国時代の赤壁の戦いを題材に、トニー・レオン、金城武、リン・チーリン、ヴィッキー・チャオといいう錚々たるメンバーを揃え、さらに中村獅童も出演したことで日本でも話題を集め、50億5000万円の興行収入をたたき出したと伝えた。

 続いては、03年公開の「HERO」。チャン・イーモウ監督作でジェット・リー、トニー・レオン、チャン・ツィイーが出演し、日本での興行収入は40億5000万円に上ったとしている。さらに、同じくチャン・イーモウ作品で04年に公開された「LOVERS」も、22億5000万円の興行収入を得たと紹介している。

 さらに、1988年公開の「ラスト・エンペラー」が24億5000万円、82年公開の「少林寺」が16億5000万円、84年公開の「プロジェクトA」が16億9000万円、73年公開の「燃えよドラゴン」が16億4000万円の配給収入を記録したことを伝えた。

 記事は、「こうしてみると、アクション映画がやはり多い。日本には武士道や各種武術がある。それゆえ、中国カンフーのようなスリリングな戦いの場面が自然と日本人の心を大いに満たすのだろう」と分析している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)