農作物の安定した生産は、農村や農家にとって昔も今も大きなテーマ。特に害虫や害獣との戦いは悩みの種だ。中国メディア・新華網は18日、日本の農村で「オオカミロボ」が害獣駆除の強い味方として注目を浴びているとする記事を掲載した。

 記事は、「日本のある企業が4月より、さまざまなオオカミの声を発することのできるオオカミ型ロボットを量産する。このロボットは、身長65センチ、高さ50センチ。表面は毛皮で覆われ、大きな口からは白い牙が出ている。ソーラー電池を搭載しており、センサーでイノシシなどが接近すると、両目のライトが赤くフラッシュするとともに、音声を発することができる。オオカミの声以外にも人の声や銃声など多種多様な音声が出せるという」と紹介した。

 そして、価格が約50万円という「スーパーモンスターウルフ」1体で半径約1キロの田畑を守ることができるとし、昨年から実際に利用している田んぼや果樹園では、害獣によって近年減少していた生産量が回復する効果が得られたと伝えている。

 記事は、イノシシが日本国内における主な害獣の1つであることを紹介。穀類やジャガイモなどの作物を食い荒らすことで知られ、近年では活動範囲が北から南へと広がっており、日本政府の統計によれば2015年にはイノシシによる被害額が51億円を超えたと説明した。

 一方で、ロボットとして起用されたオオカミについては「かつて日本列島に広く生息していたものの、乱獲や生息エリアの縮小などによって、20世紀初めに絶滅してしまった」と解説した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)