近年、海外の市場で新幹線と受注を競い合う中国高速鉄道には、新幹線の技術が導入されていることは周知の事実だ。だが、中国メディアの今日頭条はこのほど、中国高速鉄道の技術が「日本由来である」という認識は「間違っており、誤解である」と主張する記事を掲載した。

 記事は、多くの中国人にとって「中国高速鉄道の技術はすでに成熟しているが、その技術は日本が起源」というイメージがあり、中国高速鉄道が今日のような成功を収めることができたのは日本の技術が優れていたためであるという認識をもつ中国人は多いと主張する一方、こうした認識は正確ではないと主張した。

 続けて、中国高速鉄道が導入した技術は「日本からだけ」ではなく、ドイツやカナダからも導入している伝え、中国高速鉄道のCRH1型はカナダ企業のボンバルディアと協力して生産したものであり、日本から技術を導入したのはCRH2型であると紹介。さらにCRH3型はドイツからの技術、そしてCRH5型はフランスからの技術で生産されたものだと指摘した。

 こうして導入した技術を消化、吸収し、再構築したものこそが現在の中国高速鉄道であると主張し、日本から導入した技術は全体から見れば一部に過ぎないと主張。つまり、中国人は「日本が中国高速鉄道の技術的進歩を助けた」と考える必要はまったくないと主張し、「頭を使って技術を導入すれば、基幹技術も手に入れることができるのだ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)