中国メディア・今日頭条はこのほど、米航空宇宙局(NASA)の衛星写真から、上海がこの30年で非常に大きな変化を遂げたことが見て取れるとする記事を掲載した。

 記事は、NASAが「イメージズ・オブ・チェンジ」というサイトを作り、地球の景色の変化を伝えていると紹介。このサイトに掲載された衛星写真から、1984年から2016年前までの32年に及ぶ上海の変化を見ることができるとした。

 そして、「上海の人口は1982年の1200万人から2016年には2400万人にまで増加した。衛星画像からはっきり見て取れるのは、都市の面積が拡大したことだ。上海の面積は1984年の308平方キロメートルから2014年には1302平方キロメートルにまで増えたのだ。1984年には都市の中心が黄浦江の西側にあったが、以後四方八方に都市部が拡大し、住宅や工場、商業地域が田畑に代わって増えていった。浦東はもともと農村地域だったが、今では人口500万人を抱えるにまで発展した。NASAによれば、2000年から2004年の間に上海の都市面積は243平方キロメートルも増えており、都市拡大のピークだったという」と紹介している。

 その一方で、「急速な発展ペースは、上海の自然生体系も変えてしまった。2000年から2010年まで、湿地は年間1.2%のペースで減少した。また、コンクリートが増えたことでヒートアイランド現象が発生。1984年から2014年までの30年で、上海では気温が81%も上昇したエリアもあるという。ここ数年、上海の市街地では雪を見るのも難しくなり、夏はさらに酷暑に苛まれる可能性があるとのことだ」と伝えた。

 記事に掲載された衛星写真を見ると、とても30年の変化とは思えないほどの上海地域の変貌ぶりが見て取れる。簡単に言えば、緑色だった地形がすっかり白くなったのだが、その様子からは、上海において環境保護対策が急務であることもよくわかる。安定した発展のためには、自然との調和が不可欠だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)