細かなところにまで利用者のことを考えた「親切設計」が見られる日本。大陸的なおおらかさゆえか、仕事がわりといい加減で、突っ込みどころ満載の中国からすると、日本の親切設計は細かすぎると感じるのかもしれない。中国メディアの今日頭条は10日、どんなところに日本の親切設計が見られるかについて、12の点を紹介し、「本当に便利だと思うか」と問いかける記事を掲載した。

 記事はまず、ラーメンに使う「レンゲ」は、どんぶりの端にひっかけられるように作られていることを紹介。中国ではもちろんレンゲの出番は多いが、ひっかけられるようなレンゲは見かけない。

 また、トイレには子ども用の椅子があり、子連れの大人も安心して利用できることを紹介。障がい者用などの特殊なトイレもあって、空港のトイレでは、大きな荷物のある利用者のために引き戸になっていると紹介した。

 交通に関しては、ガソリンスタンドの天吊り式給油機に感心している。最近ではあまり見かけなくなったが、スペースが限られているガソリンスタンド用に開発されたもので、給油口が左右どちらでも対応できるとあって重宝されてきたが、中国のガソリンスタンドで見かけることはない。さらにバスの降車ボタンや、手に届くところにすべてのボタンがある運転席にも感心している。

 ほかにも、カプセルホテル、子ども用に低い位置にもつけられた階段の手すり、手をかざすとふたが自動開閉する衛生的なサニタリーボックス、瓶の中に手を入れなくても薬が取れる便利グッズ、そして、最後には椅子の背に切り込みを入れることで荷物を掛けられるようにしたアイディアを紹介した。いずれも、あると便利なものばかりだ。

 これに対して、ネット上では「細かな点では完敗だ」、「良心的な設計」といった称賛のコメントが多く見られた。このような小さな親切の設計は中国ではなかなか見ることのできないものばかりだ。日本人の生活が、いかに無駄を省き便利で過ごしやすくするかに重点を置き、利用者の身になって設計されているかが良く分かるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)