3月から4月にかけては、卒業や入学、入社、栄転といった人生の節目にあたるイベントが多く起きる時期。普段食べない豪華な食べ物でお祝いするという家族も多いことだろう。サシの入ったお肉で作るすき焼きも「豪華な食べ物」のメニューの1つだ。

 中国メディア・東方網は10日、日本を代表する鍋料理であるすき焼きについて、「和牛で拵えたすき焼きは、口に入れた時の幸福感が翌日まで持続する至高の味である」と紹介する記事を掲載した。

 記事は、「日常生活において常食される牛肉だが、日本ではその昔牛肉を食べる習慣がなかった。明治の文明開化によって西洋より牛肉を常食する文化が持ち込まれ、牛鍋が流行するようになり、それがすき焼きとなって現在に至るのである」とした。

 「すき焼き」は中国では「寿喜焼」と表記されることが多い。字を見るだけで、すき焼きの持つ実にめでたく喜ばしいイメージが伝わってくる名称だ。記事は、「日本で本式のすき焼きを食べるのは、重要なお祝い事がある日だけ。学生が集って『すき焼き食べに行こう』ということにはまずならない。なぜなら、本式のすき焼きは非常に高価だからだ。銀座や六本木といった繁華街で食べるすき焼きは、1人あたり1万円は下らないのである」とし、ハレの日の食べ物であり、高級な鍋料理であることを説明した。

 そして、「日本には、和牛でなければすき焼きとは言えない、と言う人もいる。すき焼きのキモはやはり牛肉にあり、その品質が極めて重要なのだ。上等の飲食店で出されるすき焼きはA4、A5ランクの和牛が用いられるのが一般的。中には、1頭から数キロしか取れないという超希少部位を使う店もあるのだ。だから、日本で本式のすき焼きを食べるとものすごく高いのだ」と紹介している。

 記事は、すき焼きの作り方自体は実にシンプルであり、日本料理に特徴的な「食材本来の味が重視される」料理であると説明。その一方で「口に入れた幸福感は、次の日まで続くのである。みんなはこのような本式のすき焼きを食べたことがあるだろうか?」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)