食の大国である中国。食材は豊富で調理法もさまざまであり、食を重視する中国人の多くは新鮮な食材を手に入れるために早朝の市場へ行き、自分で目利きをして購入する。スーパーで食材を買う人ももちろん大勢いるが、北京や上海のような都市部であっても市内には小規模な市場がたくさんあるため、こうした市場で買い物をする人もたくさんいるのだ。

 中国メディアの今日頭条は5日、日本の市場を写真を掲載し「中国の市場とどのような違いがあるのか」について紹介し、日本の市場は非常に清潔であり、買い物しやすい環境だと伝えている。

 日本で市場と言うと、業者が集う卸売市場のイメージが強い。もちろん観光客向けや地元住民が利用できる市場もあるが、中国と違ってそれほど多くは存在していない。しかし、中国の街中では歩いて行ける距離に近所の人びとが利用する小規模な市場があり、日本のスーパーのような身近な存在となっている。

 では、中国人が日本の市場を訪れると、どのような点に驚きを感じるのだろうか。記事は中国の市場との大きな違いとして「清潔さ、陳列や包装の丁寧さ、価格の提示」を指摘した。中国人にとって食材が新鮮であることは大事なことで、魚貝類や甲殻類のほか、蛙や鳥などの食材が活きたまま売られていることは珍しいことではない。また、豚肉などは台の上に塊でズラリと並べられていて、欲しい分だけ切り分けてもらうのが一般的だ。値段の明記はなく、量り売りされているので、一斤(500グラム)の値段を尋ねて欲しい分だけ購入する。

 日本の市場では値段がはっきり明記され、多くは処理された状態でパックや袋詰めされ陳列される。それゆえ市場が清潔に保たれていて、購入時に手が汚れることもないことに驚きを感じるようだ。一方で中国の市場は、袋詰めされていないゆえに自分の目利きで良い物だけを選んで買うことができるという利点があるが、記事は日本の市場の方法にも学ぶべきところはあるとしている。

 美味しい物に目のない中国人にとっては、「日本の市場は眺めて歩くだけでも目を楽しませてくれる場所だ」とし、観光スポットとしても楽しめる場所のようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)