中国では日中間の不幸な歴史を理由に「日本は今も中国を侵略する野心を捨てていない」と警戒心を抱く人が少なからず存在する。中国メディアの今日頭条は7日、中国にとって日本は絶対に軽視できない隣国であると同時に警戒心を解くことのできない隣国であると主張する記事を掲載した。

 記事は、日本は過去に中国を侵略し、中国を滅ぼそうとした国であると主張する一方、中国は1975年に日本と国交を回復し、「今なお断交したり、開戦したりする勇気もないまま、日本と関係を維持している」と主張。グローバル化が進んだ現代において、日系車を破壊したり、日本製品の不買を行うことは非現実的であるとし、「日本という国に対抗するためには日本を知ることがもっとも重要になる」と論じた。

 続けて、日本を知るうえで重要なキーワードの1つが「天然資源が少ない国」という事実だとし、海に囲まれた日本は耕地が少なく、天然ガスや石油などの天然資源もほとんど産出しないと指摘。しかも、台風や地震、火山の噴火など天災も多い国であるにもかかわらず、狭い国土には非常に多くの人が住んでいると指摘し、こうした要素が日本の外への進出と他国の侵略を加速させたのではないかと論じた。

 さらに、日本が置かれた不利な地理的環境は日本人に強い危機意識と集団意識を持たせるに至ったと主張。国土面積が小さいからこそ、地域間における国民の言語や習慣の差は小さく、国民としての結束力や安定性は高いと主張したほか、日本人が得意とする倹約や省エネといった強みもこうした環境があってこそであると論じた。一方で、強い危機意識は同時に極端なナショナリズムと軍国主義を生み出したとし、日本人の優秀さと強大な力を認めつつも、中国人は日本人のなかに存在する隠された悪を見落としてはならないと主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)