奈良は中国人の間でも有名な観光地の1つだ。京都と並んで古代中国の雰囲気を色濃く残す古都であることともに、奈良公園にいるシカたちが、中国おける奈良の知名度を高めている。中国メディア・環球網は7日、奈良県でシカに噛まれるトラブルが頻発しており、中でも中国人観光客が被害を受ける割合が高くなっていることを伝えた。

 記事は、「調査によって、2017年4月1日から18年2月28日までに、観光客がシカに噛まれるトラブルに通報と相談が171件発生し、すでに16年4月から17年3月までの件数を抜いて過去最高を記録した。被害を訴えた人の約8割は外国人観光客で、中でも中国人は6割超の116人に達している。昨年7月の調査によれば、奈良公園と鹿苑にはシカが1498頭いるとのことだ」と紹介した。

 そして、現地ではすでにシカとのふれあい方や注意事項を記載した、高さ1.7メートル、幅0.9メートルの大きな看板を掲示して注意を呼び掛けているとした。また、噛まれた観光客に簡単な手当てを行っている動物保護団体の責任者が「シカは6月に出産のピークを迎え、子ジカを連れた母ジカは攻撃的になる。できる限り近寄らないように」と語ったことを併せて伝えている。

 記事を読んだ中国のあるネットユーザーからは、「現地を訪れる人の60%超が中国人ならば、中国人のモラルが最も高いということが証明される」との感想が見られた。確かにそうではあるが、奈良公園には外国人観光客以上に日本人観光客が多く訪れる。そして、奈良は修学旅行の定番目的地の1つでもある。さすがに奈良公園入園者の6割が中国人という状況はあり得ないだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)