日本と中国とでは、文化や飲食の習慣など共通点も少なくないが、「細部」で大きな違いを感じるようだ。中国メディアの今日頭条は5日、日本で見られる「細部」から文明の高さに驚くとする記事を掲載した。

 記事が指摘したのは、日常生活における細部であるが、中国とは違うとハッとさせられるようだ。たとえば、「食」の分野では、食品のパッケージにQRコードがあり、生産者や農薬、肥料の使用状況、料理方法などの情報が得られるようになっていると紹介した。

 また、「住」の分野では、「日本では借家住まいが多い」ことを挙げた。中国では持ち家がない男性は結婚できないとされ、結婚時には家を買う人が多いが、ある調査によると日本では30歳以下でマイホームを持っている人は100人のうち7.5人しかいないと伝えた。さらに、家の玄関や窓には中国のような防犯柵が必要なく、植木鉢を外に出していても盗まれない、と治安の良さを伝えた。

 公共の場所についていえば、防災意識が高く、女性や子ども、お年寄り、障がい者の住みやすい社会になっていると紹介。街の至る所に避難・誘導標識が見られ、学校では防災訓練を実施していることや、電車には女性専用車両や優先席があり、視覚障がい者や車いすの人も安心して交通機関を利用できるようになっていると伝えた。

 子育てもしやすい社会で、公共の施設にはベビーチェア付きトイレやベビーカーの貸し出しがあり、子どものいる家庭には政府から補助も出るなど福祉が充実していると感心している。高齢化社会の日本では、お年寄りも社会の貴重な「財産」で、中国のように孫を見るだけの老後ではなく、退職しても働いたり旅行したり、女性は化粧もしていて高齢化率全国2位の高知県では、平均年齢67.4歳のアイドルユニットが誕生するほど元気だと紹介した。 

 中国も、ここほんの数年で豊かになり生活は便利になったが、こうした「細部についていえば、大陸的なおおらかさゆえか、日本と大きく異なっていると言わざるを得ない。日本の細部にわたる気配りは、多くの中国人にとってお手本になっていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)