旅の大きな楽しみの1つは、グルメだ。日本の列車の旅ではまさに駅弁がその役割を十二分に担っているが、中国の鉄道旅ではまだまだ食べ物が楽しみという域には達していない。中国メディア・東方網は2日、「日本の駅弁を見ると、どんなに高くても食べたくなる」とする記事を掲載した。

 記事は、「わが国では高速鉄道がますます普及している。多くの人が春節の帰省の際に利用したことだろう。ただ、従来の列車にしろ高速鉄道にしろ、多くの人が考えるのは弁当の値段だ。1000円近くを出して食べる弁当は清潔ではあるのだが、高いと思うし、おいしくもない。食堂に行けばどれだけの肉が食べられるか、と思ってしまう」とした。

 そのうえで、「日本の駅弁は本当に値段にかなった内容であり、もはや日本独特の飲食文化の1つになっている。盛りつけもとても色彩に富んでいて繊細で、日本の美学にマッチしている。そして重要なのは、それぞれ地域の特色が出ていて、バリエーションがより豊かになっていることだ」と伝えている。

 そして、「例えば、ある牛肉弁当は3000円以上という超高額であり、事前に予約が必要なのだが、そのビジュアルを見れば試さずにはいられなくなるかもしれない。また、陶器製の容器が可愛らしい弁当は、陶器に保温効果があるほか、弁当の中身も様々な色が散りばめられていて、とても魅力的なのだ。さらに、多くのしきりにたくさんのおかずが入った弁当は、数十種類の食材が用いられており、味はもちろんのこと栄養バランスにも優れているのだ」と紹介した。

 着実に前進してはいるものの、まだまだ発展途上と言える中国の駅弁。地域の特性を生かしたバリエーション豊かな弁当が続々と開発されるなど、今後さらに発展すれば、中国人だけでなく日本人を含めた外国人観光客をも呼び込む魅力的なコンテンツになるはずだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)