小さくても庭付き一戸建ての日本の家は、中国人にとっては「別荘のよう」で、うらやましく思えるようだ。中国の都市部はマンションばかりで、一戸建ての「別荘」は富裕層にしか手が届かないのが現状だ。マンションを買っても、コンクリートむき出しの空間だけで、内装は自分で業者を手配する必要がある。

 そんな中国人の常識からすると、日本の一戸建ては考えられないほどお買い得だという。中国メディアの今日頭条は1日、「日本の一軒家がたったの4000万円台で買える?」と題して、日本の戸建てがいかにお得か伝える記事を掲載した。安いうえに「細部にまでこだわった内装」まで付いていて、感動してしまうという。

 記事が紹介しているのは、東京にある3階建ての一戸建てだ。バルコニーと車庫付きの4LDKで、もし中国の大都市で購入しようとしたら億単位になるであろうが、「なんとたったの4580万円!」といかにお得であるかを伝えた。

 価格の「安さ」もさることながら、「内装もすばらしい」という。住む人のことを考えた細やかな設計が随所に見られると紹介。実用的でない設計や、プロ意識の感じられない適当な工事が多い中国の内装事情からすると、なんともうらやましい話に違いない。

 まず、家族の集まるリビングは、吹き抜けになっていて明るく広々としていると紹介。床暖房、ダイニングキッチンなど中国にはあまり見られない設計もあり、キッチンには食器洗い乾燥機、魚焼きグリルもついていて、子ども用セーフティグッズ、給湯器リモコンまであって至れり尽くせりだと伝えた。

 水まわりでは、「中国人のあこがれ」である独立したトイレと風呂、脱衣所があり、温水洗浄便座や温度調節ができる洗面所を紹介。また、トイレと浴室にしかカギがついていないことは意外だったようだ。家族しかいない家の中では、あえて部屋にカギを付けないようにしているという。これには、子どもたちが部屋にこもってしまうのを防ぐ目的もあると紹介している。

 他にも、広くとった駐車スペース、カメラ付きインターホン、防火材質、日照時間を確保するための工夫などを紹介し、「住みやすさ」にこだわった日本の家に感動した様子だ。日本の家には工夫がつまっていることを改めて感じさせるが、これは業者の都合ではなく住む人の立場に立って設計・施工を行うという基本が日本にはあるからだろう。この点、中国はまだまだと言えるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)