今年は、1868年に明治時代が始まってから満150年(明治151年)にあたる年。全国各地で「明治150年」を記念したイベントが行われる。中国メディア・今日頭条は1日、今から100年以上前にあたる、明治時代の日本人の生活習慣について紹介する記事を掲載した。

 記事は、「明治時代は1868年から1912年まで続いた時代で、中国での清朝にあたる。明治時代の主な成果は、近代工業の急速な勃興だ。ここから日本は封建社会から資本主義社会へと移行していき、日本は強大な資本主義国になっていった。当時の日本社会は西洋文化の影響を深く受ける一方で、中国文化が残したものも失わずにいた。当時の日本人は、一体どんな生活習慣をもっていたのだろうか」とした。

 まず、「清潔を愛し、手を洗うことからちゃんとやっていた。食事の前とトイレの後は手を洗い、帰宅後も手を洗う。小さいころから育まれた習慣だ」と紹介。また、毎度の食事後に歯を磨く習慣も培われていったと伝えている。さらに、「日本人は入浴好きで、少なくとも毎日1度は入浴した。一般的にはよく眠れるように睡眠前に入浴するが、朝起きた後で入浴する人もいる。そしてまた、日本人は温泉好きで知られており、温泉に入る前には体をきれいに洗い流してから入っていた」とした。

 そして、中国では客人を家に呼び熱心にもてなす習慣があるが、日本人にはそのようなことは少なく、あまり家に客人を呼ばなかったと説明。その理由は、住まいが中国に比べて狭いからだと解説している。このほか、日本の主婦は日常の活動範囲が狭く、庭に水を撒いて掃除するのが重要な仕事だったとし、畳敷き、もしくは、板張りの部屋を毎日まじめに拭き掃除していたと伝えた。

 主婦の活動範囲の狭さは別として、残りの部分は現代の日本人の生活習慣をそっくりそのまま持ってきたかのような説明である。確かに歯磨きの習慣はあったし、銭湯文化全盛期で朝夕二度入る人も少なくなかったようだ。現代人の生活の基本的な部分の多くは、明治の時代に培われたものなのかもしれない。一方、中国では日本で明治時代が終わろうとする時期にようやく封建時代が幕を下ろした。この40年あまりの差により、近代の日中両国がそれぞれ大きく異なる道を歩む結果につながったのだ。(編集担当:今関忠馬)