台湾メディア・中国時報電子版は2月28日、日本を訪れる台湾人観光客が増加するなかで、その訪問先に変化が出始めていると報じた。

 記事は「台湾人は日本旅行をこよなく愛しているが、大都市に遊びに行くばかりでなく、地方都市も攻略し始めた。台湾人の間で東京旅行が依然としてナンバーワンだが、かつてほどの人気はなく、一方で岡山、青森といった地域の人気が高まりつつある」とした。

 そのうえで、日本のある企業が発表した最新の調査結果で、訪日台湾人観光客数が2011年の延べ99万3000人から年々増加し、17年には456万人にまで増え、6年間で4.5倍以上となったことを紹介。リターン客の割合でも、台湾人が最も多くなったと伝えている。

 また、台湾人観光客の日本での宿泊状況を見ると、15年より東京、北海道、沖縄、京都といった定番都市の宿泊数が徐々に減少しており、そのぶん岡山、青森、群馬、岐阜、岩手などに移動していると紹介。消費形式もショッピングから体験型消費へとシフトしており、台湾人観光客が「第一線観光エリア」から新しい観光エリアへと移りつつあることが明らかになったとした。

 日本の観光庁の統計によると、2016年に台湾人観光客が訪れた日本の都道府県トップ10は1位から東京、大阪、北海道、沖縄、京都、福岡、千葉、長野、兵庫、愛知で、そのうち東京は188万人と前年比で9万3000人、北海道は135万5000人で同7万6000減ったという。

 台湾のみならず、中国大陸の観光客にも似たような傾向が出始めているようだ。地方都市にとっては、より多くの外国人観光客を呼び込むチャンスが巡ってきたと言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)