中国メディア・東方網は27日、 東京マラソンで多くの選手が上位に入った日本のマラソン界が強い実力を持っている理由を分析する記事を掲載した。

 記事は、25日に行われた東京マラソンで、日本の設楽悠太が2時間6分11秒の日本新記録でゴールしたほか、10位までに日本選手が6人入り、全員が2時間9分を切っていたと紹介。日本選手の強さが改めて世界に証明されたとしたうえで「大部分の陸上競技で強くない日本が、どうしてマラソンでは世界的な地位を獲得しているのだろうか」と疑問を提起し、その答えとして3つの点を挙げている。

 まずは、国全体がマラソンの普及を重視している点だ。「日本で有能なマラソンランナーが次々と出てくるのは、陸上協会が一貫してマラソンの普及に取り組んでいるからである。日本では毎年数十回ものマラソン大会が開催され、参加者が数千人という大きな大会も多い。また学校では部活動の方式でトレーニングや全国大会が行われている。国ぐるみの活動が選手層の断絶を防いでいるのだ」と論じた。

 続いては、選手のトレーニング手段や方法について言及。「合理的かつ科学的なトレーニング方法より、選手の成績を向上させるための基礎が形作られている。そして、努力によって先天的な体格上のハンデを克服しようとする精神や、日常生活においても自分を厳しく律するストイックさが強さの原動力になっている」とした。

 さらに、マラソン競技への企業の参加と支援も要素として挙げた。 「日本では長年にわたり実業団が多くの優秀なマラソン選手を育ててきた。日本の企業には陸上部があり、所属する選手が大きな大会で優秀な成績を収めれば企業の知名度は大きく上がることになるため、企業はマラソン選手の育成に力を注ぐ。これが日本のマラソン競技の進歩を推し進めてきた」としている。

 記事は、「政府から企業まで日本全体がマラソン選手に対して大きなサポートをしている。だからこそ日本のマラソンはより良い形で発展し続けることができるのだ」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)