中国高速鉄道は2011年に発生した衝突事故を受け、速度を落として営業を行ってきたが、17年9月に時速350キロメートルの営業運転を再開した。時速350キロという速度は現時点で営業運転としては世界最速だ。

 だが、中国国営通信の新華社によれば、中国はすでに時速400キロの高速鉄道、時速600キロのリニアモーターカーの開発のほか、乗客がより快適に移動できるよう、さまざまな研究が進められているという。

 中国工程院の丁栄軍氏は26日に行われた記者会見で、中国で運行が行われている高速鉄道車両「復興号」は現時点で車内が明るく、携帯電話の電波も感度が良く、そして走行速度が速いなど、乗客が実感できる変化を遂げたと述べつつ、将来的には中国高速鉄道の車両の窓がスクリーンになり、ホームシアターの前に座っているかのような快適さで旅ができる車両の研究も行われていると述べた。

 中国は人工知能(AI)の分野で世界をリードする国の1つだが、高速鉄道に人工知能を搭載する動きもあるとし、将来的には高速鉄道の無人運転や自動運転なども実現する可能性があることを伝え、新しい技術を導入しながらさらなる進化を目指していることを紹介している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)