中国メディア・東方網は26日、「日本人はどうしてそんなにケチなのだろうか」とする記事を掲載した。ケチであることを揶揄(やゆ)する訳ではなく、ケチに見える行動の背景にある汚職を防ぐ文化について論じている。

 記事は「最近、ある多国籍企業の日本人社長が中国官僚から送られた3万円ほどの茅台酒を見て悩んでいた。もらったものと同等のお返しをしてしまうと、賄賂の嫌疑をかけられるかもしれないからだ。結局この社長は合計約3万円分のお菓子を買い、何人かの官僚に分けて贈るという形で返礼したという」と紹介した。

 そのうえで「『ケチ』はしばしば日本人に対する評価になる。しかし、この『ケチ』の背後にはあるのは、法律に基づく正しい政治の道なのである」と指摘している。

 そして、日本社会では企業と官僚との癒着に対して非常に敏感であると説明。日本では企業の大小を問わず、外国政府官僚を含む官僚を宴席に招待する際の接待限度額が決まっているほか、贈り物の金額にも基準があるとした。このルールを守らないと法律に抵触する可能性があるほか、税務署が企業の交際費について特に細かくチェックすると伝えた。

 また、日本の社会には夏にお中元を、暮れにはお歳暮を送り合う習慣があるが、公務員が親族関係にない人から送られてきたお中元やお歳暮については、「賄賂を受け取る意思はない」ということを示すために送り返さなければならないと説明している。

 記事は「法律や法規で企業や官僚の接待や贈り物を規制するというのは、日本社会において官と商の癒着を防ぎ、官僚の腐敗を防ぐための有力な措置なのだ。この措置があるからこそ、『君子の交わりは水のごとく淡い』という日本社会の交際ルールと文化ができあがったのである」と解説した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)