日本には中国についての研究家が数多く存在する。歴史や経済、政治、文化など研究の対象は幅広く、研究の掘り下げ具合は中国人から見て「恐ろしい」ほどの水準だという。中国メディアの百家号はこのほど、日本は中国について専門的かつ詳細な研究を行っていると指摘する記事を掲載した。

 記事はまず、日本には外務省以外にも中国の情報収集・分析を行っている情報機関が数多くあり、その研究における主戦場は「中国国内」であると指摘し、さまざまな身分で日本人は中国に滞在し、中国が発信する情報の収集や分析に当たっていると紹介した。また、国の機関だけではなく、民間のシンクタンクも中国の政治や戦略について詳細な分析を行っていると伝え、日本は中国に関する情報の収集と分析に莫大な費用を投下していると論じた。

 さらに、研究や分析の対象は中国の要人だけでなく、中国で発表される各種白書において特定の分野に言及している「文字数」から中国政府の方針を読み取る努力もなされていると紹介。また、中国国営テレビ、さらには、テレビドラマの描写なども対象となっており、テレビドラマの内容やタイトルなどから中国が国際的に置かれた状況とそれに対する中国側の潜在的な考えを分析する動きもあると伝えた。

 続けて、日本が中国について情報を収集し、研究するうえで投下する資金の規模は他のどの国よりも多いのではないかと主張し、それだけ日本の対中研究は詳細で範囲も広いと指摘。日本が中国を研究するのはあくまでも対中戦略で優位に立つためではあるが、日本が専門的かつ詳細に中国を研究するのは、日本人が元来持つ危機意識の高さと、中国が国力を増し続けることによる危機意識のさらなる高まりが背景にあると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)