中国メディア・今日頭条は25日、「日本のアニメを見るのは本当に非愛国的な行為なのか 国産アニメを見ることこそ正しいのか」 とする記事を掲載した。

 記事はまず「グローバル経済が深く発展するなかで、多くの人が日本のアニメを愛しているというのは、日本の文化を伝える手法が非常に優れているからだ。もし、本当に愛国心があるのであれば、日本アニメに肩を並べ、さらには超えるようなものを作る努力をしてほしい。この世界は品質至上、実力至上、人民至上であり、優れた成果を出してこそ他人から注目されるのだ」とした。

 そのうえで、「われわれが見るアニメはほぼ100%日本のアニメだ。しかし、日本産のアニメであるがゆえに、われわれは一部の人からの攻撃対象になる。南京大虐殺やかつての日本人による侵略行為がその理由として用いられる。去年のロッテ事件を覚えているだろうか。何年か前に中国でトヨタ車が破壊される事件があったのを覚えているだろうか。このようなちっとも道理にかなわない行為は実におかしいものだ。本当に愛国心があるのか、それとも愛国心という傘をかぶって自己顕示したいだけなのかと思ってしまう」と論じている。

 そして、「本当に愛国心があるのなら、がんばって学び、中国の特色ある社会主義建設作りに身を投じてはどうだろうか。大衆の面前で怒鳴りあげて自分の鬱憤を晴らすようなことはしないでもらいたい。他人から愚かな目で見られるばかりでなく、自分の国イメージにも泥を塗ることになる」と指摘した。

 記事はアニメについて「本来有意義なものであり、人間を幻想の中で自由自在に遊ばせてくれる。そして、アニメの中から自らの理想や追求を見つけ出すこともある。大人だからといってアニメの中から全く何も学びとるものがないなどとは言えない。そして、人間関係がこじれた時などは、アニメの中に没入することで気持ちを和らげることができるのだ」と主張。

 日本を始めとする外国のアニメが大いに好かれるのは、これらの作品に中国よりも優れた部分があるからだと指摘したうえで、自らの至らない部分や遅れている部分をしっかりと認識して他人の優れたものから学ぶためにも、まず彼らの作品を知らなければない、と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)