中国の自動車市場は拡大を続けており、愛国心から中国車を強く支持する人と、中国車の技術の遅れを指摘する人の両方が存在するが、中国メディアの今日頭条は22日、「中国車と韓国車の技術には15年分の差が存在する」という声があることを紹介、これに対して異論を唱える記事を掲載した。

 記事は中国では最近、「韓国車の中国国内での販売が思わしくないのは、品質が悪いため」という声が多く聞かれるようになり、なかには「韓国車より中国車のほうが優れている」という声もあると紹介する一方、こうした意見は「盲目な愛国心」が理由なのではないかと主張した。

 続けて、韓国の自動車メーカーで働く中国人の意見としては「韓国メーカーの自動車技術は中国を少なくとも15年はリードしている」という声もあると伝え、中韓両国の自動車技術を偏りなく評価するためにはブランド力や技術背景も含めて分析することが必要だとした。

 さらに、韓国車として代表的な存在である現代自動車の世界販売台数は5位であり、世界の市場で大きなシェアを獲得すると同時に大きな知名度も獲得しているとした。それゆえに、中国内で中国車が韓国車の販売台数を上回っている事実だけで「中国車が優位」だとはとても言えないと指摘し、国際市場においては中国車の立場はまだ確立されていないとした。

 また、技術面で韓国メーカーは優れたエンジンと世界をリードする変速ギアの技術も持っていることも指摘。一方。中国の技術力の向上は目覚ましいが、オートマチックトランスミッションなどの技術では大きく出遅れていることを認めた。

 一方で記事は、中韓両国の自動車産業は発展の時期や経緯に大きな差が存在すると主張し、これを踏まえて現在の中国メーカーの技術力の飛躍的な成長速度を加味すれば、「中国車と韓国車の技術には15年の差が存在する」という意見には賛同できないと独自の結論を下した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)