世界中で箸を使う文化のある国はそう多くはない。日本や中国など東アジアでは箸が使われているが、箸の原料として消費される木材について中国メディアの今日頭条は21日、「木材の購入において日本と中国の関係が逆転するようになった」と主張する記事を掲載した。

 箸を使って食事をするのは中国の文化であり、古くは商朝の時代には使用されていたと主張し、使われる材料は「竹、木、骨、陶器」と様々だが、これまで箸を作るために多くの木材が伐採されてきたことも事実であるとした。

 記事は東アジアの国々は基本的に箸を使って食事をするが、日本は中国と比べ「麺類を好んで食べるゆえに箸の需要も非常に高い」とし、その為に中国から大量の木材を輸入してきたと主張した。

 日本人からすると、中国人も麺を食べているし、人口から言うと中国人が使う箸によって伐採される木材の方が多いように思うだろうが、中国で使われる箸の多くは竹で作られている。使い捨てにされる割りばしや爪楊枝も竹で作られているゆえ、中国人にとって「多くの森林が伐採されているのは日本人が箸を作るために輸出されているから」というのはしっくりくる理由に感じるようだ。

 木材の輸出で財を成した中国人もいるのだが、近年深刻な環境悪化を見た中国政府は木材の輸出を制限し、こうした処置は徐々に効果が現れているとした。しかし中国でも大量の箸が消費されており、竹以外に木材も必要としている。では中国は自国の森林を保護しつつ、どこから大量の木材を購入しているのかというと、「日本から木材を買い付けるようになった」と指摘。実際に日本の木材輸出量は近年に急増しているのだと紹介した。

 急速な経済発展に伴う環境汚染は中国で深刻な問題となっているが、中国と貿易をする日本も関係しているゆえに皆で取り組むべき課題と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)