中国メディア・東方網は21日、昨年米国や中国において小売業の閉店ラッシュが起こる一方で、日本では小売業が活力を見せているとしたうえで、日本の小売業に隠された秘密について紹介する記事を掲載した。

 最初の「秘密」として記事が取り上げたのは、サービスの細やかさだ。「同じブランドの同じ商品を買う場合、専門店で勝っても百貨店で買っても違いはないのだが、百貨店で買うとより多くの付加サービスが得られる。その細やかさに心が温まるのだ」としたほか、商業施設や商店街など、様々な場所で顧客の事を考えたサービスや工夫を見ることができると説明している。

 続いては、「消費者の、価格に対する意識」についてだ。中国人がネットショッピングを選択する理由の大半は、価格が実際の店舗で買うより安いからであるとしたうえで、日本ではモノを買う時に値段よりも「楽しんで買い物ができるか」という点が重要視されているため、実際の店舗が根強い人気を誇っていると伝えた。

 また、百貨店を始めとする実際の店舗は品質管理を厳しく行っており、劣悪品やニセモノを買わされるリスクがネットショッピングより低いうえ、万が一問題商品が見つかった場合に、購入した客に対する補償が行われるとともに、マネージャーが顧客の家を訪問して謝罪することまであるとしている。

 さらに、大型商品はもちろんのこと、服飾品や日用品などあらゆるものを自宅やホテルなどに配送してくれるサービスや、アフターフォローサービスがしっかりしている点、リアルな店舗がオンラインショッピングを積極的に取り入れて両者の融合が進んでいることも併せて紹介した。

 記事は最後に「未来の主な消費層は80年代生まれ、90年代生まれになる。豊かな社会に育った層が求めるのは商品の価値自身だけでなく、サービスも含まれる。単にモノを売るだけの店舗では競争力はない。文化、イノベーション、体験、配慮など、精神的な面こそが消費者の求める本質なのだ」と論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)