中国や台湾では16日に「春節」と呼ばれる旧正月を迎え、新年を祝うムードに包まれた。こうした祝いごとの時であっても飲酒運転は決して許されることはないが、中国ではいまだに飲酒運転があとを絶たず、交通事故も多いのが現状だ。中国メディアの今日頭条は19日、「日本では飲酒運転をする人が少ないのは、厳しい罰則が人々を恐れ上がらせているからだ」と主張する記事を掲載した。

 現在の中国では自動車の所有率の増加に伴い、渋滞や交通事故といった問題が深刻化し、飲酒運転についてもなかなか撲滅するのが難しい問題となっている。記事は、事故が起きたり、逮捕されたりしていないだけで、中国では飲酒運転が日常茶飯事であり、人びとの命をいつ奪うともしれない危険な行為に対する中国人の認識は「日本人と比べると希薄である」と指摘した。

 一方、日本で飲酒運転が減少した背景について、日本では飲酒運転に対して「厳しい罰則があり、責任を問われる範囲も広い」ことが挙げられると指摘。日本では飲酒運転は重い罰則と罰金が課されること、また、飲酒運転をした当事者以外に「同乗者、車の所有者、酒の販売店や酒を提供した飲食店までが責任を問われる」と紹介。

 こうした罰則があるゆえに、社会全体の意識が高まり、さらに周囲からの抑制力も働く結果として、日本では飲酒運転が減少したのだと分析した。

 中国では飲酒運転の撲滅を促すスローガンを多く目にするが、スローガンでは抑制する力が非常に弱い。処罰を厳しくすることが必ずしも撲滅につながるわけではないが、交通事故で死亡する人の数を考えると、中国でも飲酒運転に対する処罰を厳しくすると同時に、ドライバーの安全意識を高めていくことが必要となるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)