羽生結弦選手が平昌五輪のフィギュアスケート男子で金メダルを獲得したことに日本中が沸いた。競技の様子はもちろん中国でも中継されたが、中国メディアの観察者は20日、中国の国営テレビ局である中国中央電視台(CCTV)が中継した際の「解説」が見事だったとして、日本で話題になったことを伝えている。

 羽生選手が怪我で練習できない期間があったにもかかわらず、見事なパフォーマンスで金メダルを獲得したことについて、CCTVの女性解説者である陳瀅さんが「顔立ちは玉の如く、その姿は松の如く、飛ぶ姿はまるでオオハクチョウのようであり、龍が戯れているようだ」と漢詩を詠みつつ、羽生選手の圧倒的なパフォーマンスを讃えた。

 記事は、陳瀅さんの漢詩を交えた称賛は日本でも注目を集めたと伝えつつ、ツイッターなどで「教養のある表現は美しい」、「流麗な言い回し」などと賛辞の声があがったことを紹介。また、「日本メディアの解説や実況よりも好意的だった」という声や、国籍や民族を問わずに努力や勝者を讃えた陳瀅さんの解説は素晴らしいという賛辞も見られたと紹介した。

 陳瀅さんの解説はソチ五輪の時にも日本で注目を集めたことがある。浅田真央選手がシングルのショートプログラムで16位と出遅れ、メダル獲得が絶望的ななか、フリーで素晴らしい演技を披露した際、陳瀅さんは「人生の目標は屈服することではなく、信念を貫くことで達成される。浅田真央はレベルの高いスケートを追求する道を投げ出したことがなく、その道は険しく孤独だが、天は浅田真央の積み重ねてきた努力を無にしなかった」と解説。この発言は当時も日本のネット上で大きな注目を集め、日本のテレビ局が取材に来たほどだったと紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)