世界最長の総延長距離を誇る中国高速鉄道だが、その車内で販売されている弁当の評判は芳しくない。価格が高いうえに美味しくないという評価が一般的で、最近は日本を訪れる中国人が増えていることから、日本の駅弁とも比較されることも増えている。中国高速鉄道の車内で販売されている弁当の供給業者は、さぞかし肩身が狭い思いをしていることだろう。

 だが、中国高速鉄道の弁当は日本のみならず、北朝鮮の鉄道車内で販売されている弁当より劣っているのが現状のようだ。中国メディアの今日頭条は19日、北朝鮮を訪れた中国人旅行客が、北朝鮮の鉄道車内で販売されていた弁当が「非常に美味しかった」ことを紹介する記事を掲載し、北朝鮮に対する印象が変わったと主張している。

 中国と北朝鮮は近年こそ関係が悪化しているが、国交があるため中国人は比較的容易に北朝鮮を訪れることができる。この中国人は観光目的で北朝鮮を訪れたようだが、訪朝するにあたって北朝鮮の食事が口に合わないことを懸念し、中国国内で大量の食料を買い込んでいたのだという。

 記事によれば、この中国人は北朝鮮と国境を接する遼寧省丹東市から北朝鮮の新義州に入り、新義州から鉄道で平壌に向かったという。新義州から平壌までは約200キロメートルほどだが、北朝鮮の鉄道では6ー7時間もかかることを紹介。それゆえ鉄道車内で食事を取る必要に迫られたことを伝える一方、車内で購入した弁当はおかずが豊富で、肉や魚、卵が入っていて、十分お腹がいっぱいになるボリュームだったと驚きを示した。

 さらに記事は、北朝鮮の弁当は中国高速鉄道で販売されている弁当よりも圧倒的に安く、しかも車内ではビールまで販売されていたと紹介。鉄道自体は速度が遅く、車両そのものも古さを感じたと指摘する一方、弁当の美味しさとボリュームから「北朝鮮に対するイメージが変わった」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)