中国メディア・東方網は19日、日本で皮膚と一体化する新しいディスプレイが開発されたことについて、中国の大手IT企業アリババの馬雲(ジャック・マー)CEOが以前口にした「予言」が現実になるかもしれないとする記事を掲載した。

 記事は「馬氏が前に、5年以内に携帯電話は消えると豪語したのを覚えているだろうか。将来は体と一体化した支付宝(アリペイ)によって、身分証、携帯電話、鍵、財布、充電器といったものの束縛から解放されることになる。手のひらをちょっと動かせば支付宝が手のひらに出現し、海に潜っている時でさえ決済サービスが使えるというのだ。今、この予言が現実に変わる可能性が高くなっている。しかも、無線による決済サービスだけの話ではない」とした。

 そして、日本の東京大学の研究員が、柔軟性を強化した全身皮膚パッチを新たに開発したと紹介。「この皮膚パッチは装着者の心拍数データを測定表示することができるほか、LEDディスプレイ機能も備えており、 皮膚の動きに合わせて心電図の波形などの動態的な画像を表示することができる。柔らかくて強く通気性のある素材で作られており、元の長さの145%まで伸ばすことができるうえ、従来の皮膚ディスプレイよりも摩擦に強い」と説明している。

 さらに、 センサーをスマートフォンとペアリングすることでユーザーの生体特徴データを収集保存して、クラウド端末に転送することができると紹介。一方、研究者はこのパッチの将来的な用途について比較的慎重な見方をしており、現状のベストな用途は高齢者や高齢家庭向けの非侵襲健康モニタリングシステムであり、医療スタッフはリモートコントロール方式によって装着者の身体状況をリアルタイムに把握しやすくなるとの見解を示していることを併せて紹介した。

 記事は、「しかし、この新型の生産技術の進歩は、間違いなく未来のウェアラブルデバイス発展に向けた想像空間を切り開いた。もし、科学者たちがディスプレイ解像度や電源などの重要な問題を効果的に解決することができれば、われわれが本当に携帯電話を手放す日はそう遠くない将来にやってくることだろう」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)