中国メディア・東方網は19日、「近代日本はどうしてセーラー服を女学生の制服に選んだのか」とする記事を掲載した。

 記事は「日本のドラマやアニメの中で最もおなじみなのは、日本の女子学生の制服だろう。しかし、みんなが美しいと賞賛する日本の女子学生の制服が、実は元々は軍服だったということは多くの人が知らないだろう。日本人の伝統衣装は和服であるのに女子学生の制服は西洋のセーラー服が起源になっている。では、どうして日本人はセーラー服女子学生の服に選んだのだろうか」とした。

 そのうえで、「古代日本では女性が教育を受ける権利はなく、広く教育を受けられるようになったのは明治に入ってからである。明治維新で日本政府は全面的な西洋化を目指し、女子にも男子同様学校に行く権利を与えたが、しばらくは決められた制服がなく、みんなそれぞれ違う格好をしていた。時代が降って1920年、京都の平安女学院が真っ先にセーラー服を制服として採用した。セーラー服は見た目が美しく運動にも適していてたちまち他の学校もこれを真似るようになった。そして、全国各地の女学校でセーラー服が採用されることになり、セーラー服はファッションと開明の象徴になった」と紹介している。

 また、「1930年代に入り軍国主義勢力が台頭してくると、軍国主義思想が日本国内を覆うようになった。男子は元々軍服を改造した黒い詰襟の制服を着用していたが、セーラー服に改造が加えられ、スカートがズボンに改められた。戦争が終わるとズボンは再びスカートになり、その後、幾度かの変遷を経て、私たちが見るような現在の日本の女子学生の制服になったのだ。今ではセーラー服は元々の軍服というテイストは失われ、ファッションと青春のシンボル的な存在になった」と結んだ。

 近年では制服の多様化や個性化が進んでおり典型的なセーラー服を見かけることが昔に比べると少なくなった。しかし、それでもまだ、女子学生の制服の象徴としてのセーラー服の地位は健在のようである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)