中国のネット上では、日本を旅行で訪れた中国人の手記などにおいて「日本人は他人に配慮ができ、民度が高い」といった称賛の声が数多く見られるが、中国人の目に「日本人の民度が高い」と映るのはなぜなのだろうか。中国メディアの今日頭条は19日、日本人の民度が高く評価される背景について考察する記事を掲載した。

 記事は、日本では誰かが大声で喧嘩をしていたり、ゴミをポイ捨てする人を見かけることはほとんどなく、警察官すらまず目にしないと指摘し、こうした要因を理由に、中国では「日本人は民度が高い」と評価されていることを紹介。だが、これらは日本人の民度が高いがゆえに成立することではなく、日本人が「他人の目を気にする」がゆえに成立しているのだと主張した。

 さらに、日本人が気にする他人の目とはつまり、「世間」のことであり、世間の目が日本人の行動を制御していると主張。中国にも「人の噂は恐ろしい」という意味の「人言可畏」という言葉があるが、日本人は人に噂されることを恐るがゆえに、ルールや規則から逸脱した行動を取らないのだと論じた。

 続けて、「村八分」という言葉の意味を紹介したうえで、日本ではルールや規則から逸脱した行動を取れば集団から排除されてしまうとし、こうした要素が日本人の行動を束縛していると指摘。社会や集団との協調性が高いことは恐るべきことだが、日本人の民度の高さは「自発的なものではなく、世間によって束縛されていることが理由だ」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)