台湾の「台湾高速鉄道」は新幹線の技術が導入されていることから、日本では「台湾版新幹線」と呼ばれることもある。台湾北部の台北から南部の高雄に行くには従来の鉄道では約4時間かかっていたが、2007年に台湾高速鉄道が開業したことで最短1時間30分まで短縮された。

 中国にとって新幹線は中国高速鉄道のライバルであり、それゆえ中国人にとっては台湾高速鉄道も気になる存在のようだ。中国メディアの今日頭条は18日、台湾高速鉄道と中国高速鉄道を比較しながら紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、台湾高速鉄道は新幹線の技術が採用されていることを紹介したうえで、「その速さと快適さから、台北と高雄を往来する台湾人の主要な移動手段になった」と指摘。車両などのハードにおいては中国高速鉄道と大きな差はないとし、特に中国高速鉄道のCRH2型は新幹線がベースとなった車両であるため、台湾高速鉄道と中国高速鉄道には共通点すらあると指摘した。

 続けて、中国高速鉄道との違いについて、「乗車券の実名制」を挙げ、台湾では中国と違って乗車券を購入する際に身分証明証を提示する必要がないと指摘。また、価格は台湾高速鉄道の方が割高で、台北から高雄まで片道で1490台湾ドル(約5445円、約325元)もすると紹介、中国の成都と重慶を結ぶ約300キロの路線の乗車券は片道156元(約2613円)であると紹介した。

 また、台湾高速鉄道は新幹線と同じく、乗客の手荷物検査は行われないとし、これも中国高速鉄道との違いだと指摘。さらにホームや車内におけるアナウンスについても「中国高速鉄道より声が優しく感じられる」とした。また、台北と高雄を結ぶ台湾高速鉄道は長くても2時間ほどしか乗車できないため、車内における飲食ニーズはさほど存在しないとする一方、日本から駅弁の文化が導入されており、台鉄弁当の名で親しまれていることを指摘、その美味しさは中国でも広く知られていると同時に「味という点で中国高速鉄道は大きく劣っていいる」ことを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)