2017年末に海上自衛隊のいずも型護衛艦の空母化が検討され始めたと報じられたが、この報道は中国で非常に大きな関心を呼び、日本の空母保有に対して懸念の声が高まった。なかには日本が空母を保有することは「中国の空母に対する挑戦である」という声も存在する。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、いずも型護衛艦はもとより「準空母」と呼ぶべき存在であったと主張しつつ、日本が本当にいずも型護衛艦を空母に改修するのであれば、それは中国空母と中国海軍への挑戦であると論じる記事を掲載した。

 記事は、いずも型護衛艦は外観だけで言っても、もともと「空母」に相当すると主張し、「どこの誰が排水量が3万トンに迫るような護衛艦を見たことがあるだろうか」と主張。それでも日本が「護衛艦」と呼んでいるのは日本が敗戦国で、攻撃能力を持つ空母を憲法上保有できないためだと指摘した。

 一方、仮に日本がいずも型護衛艦を空母に改修したところで、その能力は中国の空母「遼寧」にはとても及ばないと主張し、遼寧の排水量は最大で約6万トンだが、いずも型護衛艦は3万トンに満たないのが現状であり、艦載可能な戦闘機の数についても、遼寧のほうが圧倒的に多いはずだと論じた。

 続けて、日本が仮にF35Bを空母の艦載機としたとしても、中国のレーダーはF35Bを捕捉できるはずと主張したほか、中国のステルス戦闘機「殲15」の方がF35Bより高性能であり、実際の戦闘でもF35Bを撃墜できるはずと主張。日本がいずも型護衛艦を空母に改修するのであれば、それは中国空母と中国海軍への挑戦であると指摘する一方、実際には中国に対する脅威とはならないと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)