五輪のフィギュアスケート男子シングルで66年ぶりの連覇を成し遂げた羽生結弦選手。その快挙はもちろん中国でも報じられているが、中国メディアの新浪は18日、宮城県の県庁所在地である「仙台」が日本のスポーツ界に大きな影響を与えてきたことを紹介する記事を掲載し、羽生選手の出身地である仙台市について紹介している。

 仙台は中国でも知られた都市だ。なぜなら、中国の小説家であり思想家である魯迅が留学した地が仙台だからだ。今でも仙台には魯迅が留学していたことを示す資料が数多くあり、魯迅を知らない中国人もいないため、仙台も中国で一定の知名度を得ているのだ。

 記事は、仙台といえば東日本大震災で大きな被害を受けた都市というイメージもあることを紹介する一方で、羽生選手の出身地が仙台であることを紹介。また、中国で愛される卓球の福原愛選手の出身地も仙台であることを伝え、競技は違えど、日本と中国で高い人気を獲得したスポーツ選手がいずれも仙台出身であることから「仙台がにわかに注目を集めた」と論じた。

 続けて、仙台では羽生選手の人気は凄まじいものがあることを伝え、仙台駅前に設けられた特設モニターでは試合が中継され、約1万8000人もの人が観戦し、金メダルが確定した瞬間に非常に大きな歓声に包まれ、被災者に大きな力を与えたと紹介した。

 現代の中国人にとって仙台は魯迅が留学した都市として知られる以外は、あまりなじみのない都市だったかもしれないが、羽生選手と福原選手という中国で人気の高い日本人がいずれも仙台出身ということは興味を引く話題のようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)