中国の都市部はほとんどが高層ビルやマンションで、日本のように都市部に戸建て住宅が並ぶという光景はほとんど見られない。それだけでなく、日本と中国とでは建設方法や用いる材料にも大きな違いがあるようだ。

 中国メディアの今日頭条は13日、どうして日本の建築は工期が長いのかに関する記事を掲載した。日本で建設業に就いているという中国人筆者の観察によると、「型枠を見れば違いが分かる」そうだ。

 記事はまず、建築方法が日本と中国とでは異なると指摘。中国の建築物は「フレーム構造」で、壁は後からレンガで作る場合が多いが、日本では壁も柱と同じように型枠でコンクリートを流し込んで作ると紹介。この方法は、建物の強度が高くなるものの、工期は長くなるのだと伝えた。

 また、日本の型枠も中国と大きく異なるという。日本の型枠は何度も再利用しているにもかかわらず「真新しく」、コンクリートを流し込んだ後の表面が「鏡のよう」に平らでなめらかで光沢があると紹介。これは中国の型枠ではありえないことだという。

 その理由について記事は、「表面に特殊な加工がしてあるため」だと説明。この加工により、外した際にコンクリートが付くことはなく、簡単に外すことができるという。記事では実際の写真で紹介しているが、外した後のコンクリートの表面は、陽の光が当たると光るほどなめらかである。壁面も非常にきれいで「まるでタイルのよう」だと感心している。

 しかも、さらに驚くのは、このきれいなコンクリートの表面が人目に触れないということだという。日本ではこの上に石膏ボードを貼るため、見えなくなってしまうのに、ここまできれいに作業していることは、日本の建築作業が「細かいところまで高品質」である証拠だと感心している。

 日本の建築は、建物の強度にこだわり、見えないところまで手を抜かないため中国の場合よりも時間がかかっているということのようだ。写真からも、建築作業全体が非常に衛生的で、こだわりを持って作業していることが感じられる。日本の建築は住人が安心して暮らせる住まいをつくっているといえそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)