中国メディア・東方網は11日、「日本人はどうして中国人より10年長く生きられるのか 長寿の秘密はここにあった」とする記事を掲載した。理由として挙げられたのは、単に飲食の習慣だけではない、さまざまな要素だ。

 記事はまず、WHOの統計で2015年の日本人の平均寿命が83.7歳、中国人が76.1歳だったと紹介。「これは、日本人が中国人より10年近く長生きできるということを意味する。自然条件から見れば日本は決して住みやすい国ではない。それなのにどうして日本人はこんなに長生きできるのか」と疑問を提起。そのうえで、日本人が中国人よりも長生きできる理由として考えられる、さまざまな要素を挙げている。

 まずは、「充実した防災の取り組み」だ。日本では災害が頻発する一方で、自然災害による死傷者数が非常に多いわけではないと指摘。それは、充実した防災教育と防災措置のおかげであるとし、学校での防災訓練や地域の一時避難場所の存在、リアルタイムの警報体制や建物の耐震化推進といった点に触れた。

 続いては「豊富な資源備蓄」。日本は国土が狭く資源に乏しい国であるがゆえに、石油やレアアース、鉄鉱石などといった資源の潤沢な備蓄に努めているとした。また、海外の農地確保も日本の資源備蓄に貢献していると説明した。

 また、強い経済力も日本人の長寿化を後押ししていると指摘。「強い経済力に伴う高い生活水準が、日本人に養生の条件や能力をもたらした。日本企業の終身雇用制も、長生きできる一助となっている」としている。

 このほか、発達した医療技術、厳しい食品安全意識、国民皆保険制度など充実した福祉制度を長寿の要素として挙げたうえで、「日本人が長生きできる最大の秘密は、住みにくい場所で住みやすい場所を作る取り組みの中にあった」と結論付けた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)