中国では親や祖父母が子どもを学校まで送り迎えすることが一般的だ。朝、お昼、そして、夕方に3度も送り迎えする家庭もある。それゆえ子どもを持つ親は非常に忙しい。子どもを学校に送り、お昼には子どもを学校まで迎えに行って昼飯を食べさせ、午後2時ごろに再び学校へ子どもを送っていき、夕方迎えに行くのだ。

 日本では子どもたちだけで登下校するのが普通だ。付き添いの大人がいない小学生が1人で電車やバスに乗って登下校する様子を見ることも珍しくない。中国メディアの捜狐はこのほど、日本の子どもたちはなぜ自分たちだけで登下校するのか考察する記事を掲載し、その理由を紹介している。

 なぜ日本では子どもだけで登下校するのだろうか。その理由について記事は、日本の親は子どもを信頼しているだけでなく、日本社会に対する信頼感があるからであると紹介。日本の犯罪率は非常に低く、日本の総人口はオーストラリアの5倍ほどだが、凶悪犯罪の発生率はオーストラリアの4分の1ほどの水準であることを紹介し、日本では子どもが登下校中に困った場合、近くにいる大人に助けを求めることができることを強調。つまり、日本では子どもたちを狙った犯罪が少ないうえ、万が一のことが起きた場合は周りの大人が助けてくれる環境があると指摘し、これが日本では子どもたちだけで登下校できる理由だと論じた。

 中国では子どもたちの失踪事件が頻繁に発生している。人身売買を目的とした誘拐も多い。こうした社会環境も中国で保護者が子どもの送り迎えをしなければならない要因の1つだと言えるだろう。これに対して中国のネットユーザーからは、「昔の子どもたちは自分達だけで登下校していた。しかし、今の中国は犯罪発生率が高いうえに犯罪者に科される刑が軽すぎる。それゆえに今の子どもたちは自分達で登下校したくてもできないのが現状だ」といった声が寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)