観光庁が発表した統計によると、昨年1年間に日本を訪れた中国人観光客は735万人で、前年より15.4%増加している。訪日中国人観光客の増加傾向はまだ続いているようだが、国外旅行をする中国人自体も増え続けている。中国メディア・人民網は7日、昨年国外旅行をした中国人観光客の総数が、日本の総人口を上回ったとする記事を掲載した。

 記事は「昨年、1人あたりの収入が増えたこと、ビザや航空便の利便性が向上したことなど様々な要素により、わが国の国外旅行市場は引き続き活況を呈し、国外旅行者ののべ人数は日本の総人口を超えた」として、昨年の国外旅行市場規模が前年比5.7%増ののべ1億2900万人になるという、2018年全国観光工作会議の予測データを紹介している。

 また、中国の旅行予約サイト途牛旅遊網が先日発表した「中国オンライン国外旅行ビッグデータ2017」で明らかになった、中国人による国外旅行のトレンドについても紹介。国外旅行者の年代別割合では、80年代生まれが38%を占めたほか、90年代生まれが16年に比べて4ポイント高い30%となっており、この2つの年代が主力になっていることを伝えた。また、時間と金銭に余裕がある中高年世代も決して無視できない消費層であるとした。男女比では女性が65%と男性よりも30ポイント高くなっており、男性よりも女性が国外旅行に積極的であることが浮き彫りになった。

 さらに、昨年1年間で人気を集めた国外旅行先トップ10では、タイが1位、日本が2位、インドネシアが3位となった。4位以下はモルディブ、ベトナム、シンガポール、米国、フランス、ロシア、マレーシアとなっており、地理的にも文化、生活習慣的にも近いアジア圏の人気の高さが目立ったようだ。

 記事は、今年の中国人による国外旅行について「ますます多くの人が、現地人の生活スタイルに融け込むディープな体験を選んでいる。自由度の高い観光商品が人気を集め、旅行会社はより多元化された、個性的な商品を提供するようになるだろう」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)