その国や地域の将来を占ううえで大きなポイントの1つに「次世代を担う子どもたちが元気かどうか」がある。心も体も元気で丈夫な子が多ければ未来は明るいが、体力が弱り、心も疲れている子ばかりでは不安になる。

 中国メディア・今日頭条の質問掲示板「悟空問答」に、このほど「日本の子どもたちはどうして中国の子どもたちより丈夫なのか」との質問が掲載され、環球網の公式アカウントが7日に回答を発表した。

 環球網は「昨年、中国のある研究団体が日中両国の青少年の身体データを測定したところ、心肺機能、瞬発力、反応速度などの能力でいずれも日本の子どもが中国の子どもを大きく上回る結果となった。また、ある専門家によれば、中国の青少年の身体データはこの25年間低下し続けており、背が高い一方で筋肉が非常に少ない傾向にあるという」とした。

 そのうえで、中国の子どもたちの体格が弱い理由について、「学業の負担の重さ、運動不足、偏食、生活習慣の問題、保護者の考え方といった原因が挙げられている。中国の学校では体育の授業を国語、数学、英語などに置き換えてしまうケースも出現しており、放課後も家庭教師や塾などで体を動かす時間がない」と解説。さらに、近年では環境汚染に伴う屋外活動の減少、スマートフォンやタブレット端末の普及も、子どもたちの運動不足に拍車をかける要因になっていると指摘している。

 一方で、「日本の学校ではクラブ活動が普及しており、子どもたちは少なくとも1つのクラブに参加する。また、少年野球、少年サッカーといった活動が社会で一般的になっている。長い年月をかけて重ねてきた蓄積によって、日本の子どもたちの抵抗力は明らかに中国の子どもたちより高くなっているのだ」と論じた。

 そして、「中国経済は急速に発展したが、子どもの体力、体質の改善はすぐに実現できるものではない。子どもをたくさん運動させ、健康の概念が人びとの心に深く入り込むようになるには、なおも時間が必要なのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)