日本人にとってウーロン茶は「茶色い飲み物」である。そんな日本人の多くは、初めて本場中国のウーロン茶の色を見た時に「これ、本当にウーロン茶なの?」と驚く。なぜなら、中国のウーロン茶は黄金色だからだ。ともにお茶を飲む習慣がある日本と中国だが、両者には大きな違いがたくさん存在するのである。

 中国メディア・今日頭条は5日、日本の緑茶と中国の緑茶を比較する記事を掲載した。記事は、同じお茶の木から取れる茶葉を使った飲み物でも、日本と中国では異なる点が多々あるとし、日中両国のお茶を8つのポイントから比較してそれぞれの長所を紹介している。

 歴史の面では、緑茶の起源とされ5000年の歴史がある中国に軍配が挙がるとした。一方で、文化的な面では「日本は緑茶を飲む行為をオフィシャルなものに変え、そのルールや作法を生み出した。それが徐々に著名な茶道へと昇華していった」とし、日本のお茶文化の深さを評価した。

 また、茶葉に対する美学という点では「縛って球状にしたり、つねって螺旋状にしたり、剣状にしたりと、茶葉の加工に多様性と美学の要素がある。一方、日本の緑茶は粉にするか針状にするかといった具合で、実用性が重視されている」としている。品種についても日本の緑茶が多くないのに対して、中国の緑茶は実にたくさんの種類が存在すると説明した。

 健康面では日本の緑茶を高く評価。「日本の緑茶は抗酸化成分の含有量が中国緑茶よりも多くなっている」とし、その差が4−5倍程度であると伝えた。供給量では、中国が世界最大の緑茶輸出国であり、世界の供給量の8割を占めていることからも、中国が優位に立っているとした。また、価格面では生産量の多さ、生産企業の多さによる激しい競争により、中国緑茶のほうが日本の緑茶よりも低価格であると解説している。

 そして肝心の味については「中国緑茶は茶葉を煎ることで液体はやや黄色が強くなり、ふくよかな味わいになる。日本の緑茶は蒸しており、液体は鮮やかな緑色を呈するが中国緑茶より薄味である。ただ、中国の緑茶の酸味や渋味を好まず、より甘みが感じられる日本の緑茶を好む人も多いとし、それぞれに長所があることを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)