毎年新しいモデルが出る日本のランドセル。年が明けると売り場には色とりどりのランドセルが並び商戦が始まるが、これは日本独特の光景のようだ。中国メディアの快資訊網は5日、日本のランドセルを紹介する記事を掲載し、ランドセルは「日本人の文明のほど」を示していると伝えた。

 記事はまず、「日本のランドセルは値段が高い」と紹介。中国の子どもたちが使っているごく普通のかばんとはずいぶん違うが、それには理由があるという。それは、日本では「6年間の使用に耐える」という前提で作っているうえ、手作業で生産されているからだと指摘した。

 日本のランドセルのほぼ100%が日本製で、しかも手作業で作られている。ある工房では、150以上のパーツを300もの工程を経て作られているという。そのため、手作りならではの味わいと美しさがあると指摘。「工場で作られた餃子が母親の手作りの餃子のおいしさには勝てないのと同じだ」と、中国ならではの視点で感心し、称賛している。

 日本のランドセルが特別なのは、品質の高さも関係しているという。6年間使用できるだけの丈夫さに加え、発育中の子どもの体に負担をかけない工夫、快適な背負い心地など、多方面から考えて改良が重ねられている。

 また、親や祖父母が子どもの送迎をしてかばんを持ってあげる中国と違い、日本では子どもが自分でランドセルを背負って登下校するため、安全性も考慮し、反射材を付けたりGPSの機能を付けるなどの工夫もされていることに感心している。

 記事は、日本のランドセルから2つの面で「日本の文明のほどが分かる」と称賛。それは、日本の社会全体が「教育や子どもを重視」していること、そして日本人が「いろいろな角度からものを見ている」ことだという。

 中国人は子ども好きな人が多いが、本当に子どものためになる製品開発や教育をしているのかは疑問が残る。実際、日本でわざわざランドセルを買う人もいて、中国人の間でもランドセルの良さが認知されてきたと言える。日本のランドセルは子どもの視点に立って製造されており、これからも改良され、より良いランドセルが作られていくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)