中国では2月16日に春節と呼ばれる「旧正月」を迎える。親族が一堂に集まって食事をするなど一家団欒のもとで新年を迎えるのが中国人の伝統的な春節の過ごし方だったが、近年は春節の長期連休を利用して海外旅行を楽しむ中国人も増えている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、18年の春節に、過去最高となる650万人もの中国人が国外旅行に出かけると予想されていることを紹介し、中国人にとって1年のうちの最大のイベントである春節に対する期待感を高めている。

 記事はまず、中国人が春節の時期に海外旅行へ出掛けることができるようになったのは経済的に豊かになってきたからであり、18年の春節の時期に国外旅行へ出かける中国人の旅行代金は平均9500元(約16万5000円)、国内旅行で平均3500元(約6万2000円)となっていることを伝え、春節時期に家族3人で中国海南島を訪れると2万元(約34万8214円)は消費することになると紹介した。

 続けて、中国人の間で近年、タイと日本の人気が高まっていることを伝え、「春節時期における最大の勝ち組は日本とタイ」になるだろうと指摘。一方、隣国でありながら「唯一、笑えないのが韓国だ」とし、高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐって関係が悪化したことが今なお尾を引いており、韓国は中国人客の誘致に向けて努力を続けているが、中国人の足取りは韓国人が期待しているほど戻ってきていないと指摘した。

 「爆買い」という言葉が生まれたほど中国人の購買意欲は凄まじいものがある。爆買いブームは確かに過去のものになりつつあるが、650万人もの人が1-2週間の間に旅行に出掛けるとなれば、莫大な額のお金が動くことになるのは間違いない。日本は18年の春節時期も中国人による莫大な経済効果を享受できることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)