中国メディア・今日頭条は4日、日本で用いられている割り箸の多くが中国から輸入されている一方で、中国が日本の木材輸出における最大の相手国になっているとする記事を掲載した。

 記事は「現在、中国が日本の木材の輸出量が最大の目的地になっている。わが国の環境保護意識が高まるにつれて、林業資源がますます重視さており、今や中国の森林増加面積はすでに世界1位となっている。森林面積が増加している国は数少ないのだ」とした。

 また、中国は森林公園や自然保護区、湿地公園の建設といった方式を通じて、森林資源により大きな経済的価値を付加するとともに、持続可能な発展という戦略計画にマッチさせていると紹介。さらに、環境保護の必要性から中国は天然林の伐採に制限をかけているため、木材の供給が需要に追いついておらず、70あまりの国から木材を輸入する必要があると説明している。

 記事は、2017年における日本の木材輸出総額が320億円前後となっており、その約4割が中国への輸出で占められていると紹介した。

 林野庁の「平成28年度森林及び林業の動向」によれば、日本の木材の対中輸出は2003年から13年までは20−30億円台で推移していたが、14年以降68億円、69億円、90億円と急増した。その背景には中国における木材需要の増加と円安があるという。中国向け木材はおもにスギで、梱包材、土木用材、コンクリート型枠用材として丸太のまま輸出されている。

 中国ではこのほど「木構造設計規範」が改定され、これまで認められなかった日本産スギ、ヒノキ、カラマツの木造建築物の構造材としての利用が可能になるとともに、柱や梁、壁、床組などにおいて日本の木造軸組工法が採用できるようになった。日本の政府や材木業界が長年にわたり改定を働きかけてきたもので、改定された規範は今年8月施行予定。これにより日本からの木材の対中輸出がさらに多様化し、輸出額も増加することになりそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)